
ご挨拶

第46回日本産婦人科手術学会 会長
加藤 友康
(国立がん研究センター中央病院 婦人腫瘍科 科長)
テーマ 「美しい手術」
このたび、2023年9月30(土)〜10月1日(日)の2日間、国立がん研究センター研究所講堂・セミナールームにおきまして、第46回日本産婦人科手術学会を開催する運びとなりました。大変光栄に存じますとともに、責任の重さに改めて身の引き締まる思いをいたしております。
日本産婦人科手術学会は産婦人科手術研究会を前身とし、その第1回は1978年に開催されました。その後、第13回(1990年)には日本産婦人科手術研究会、そして第15回(1992年)からは日本産婦人科手術学会と発展を遂げてきました。産婦人科手術研究会のモットーである、手術のベテランと初心者が気軽に意見交換ができる、というのが本学会の特徴であります。
手術にはScienceとArtの側面があります。イギリス英語では手術室をoperating theaterと呼びます。精緻な手術手技によって層を剥離していく手術は、出血量が少なく、術後の機能温存や治療成績の向上に繋がります。そしてなによりも美しいと感じます。そこで第46回日本産婦人科手術学会のテーマは、「美しい手術」とさせていただきました。operating theaterの主演俳優は先生方です。皆さんが普段工夫されている手技やコツをお話することで、若手産婦人科医師が理解し浸透すれば、やがて海外からも注目され、インバウンド患者の増加が期待されます。
主題は「広汎子宮全摘」、「リンパ節郭清」に設定いたしました。
多くの皆さまのご参加、そして本学会のモットーである活発な討論をお願い申し上げます。
2023年3月吉日